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高田紙器株式会社は、３０年以上にわたり、紙製のディスプレイ、紙器、販促品、商品パッケージや什器等の企画からデザイン、製造、据え付け、アッセンブリまでワンストップで対応できる強みを持ったメーカーである。

もともと梱包素材を扱っていたことから、７年ほど前にウレタン素材を用いたキッズコーナー用遊具ブランド「ポップンランド」を立ち上げ、導入される店舗のスペースに合わせて採寸し、売り場全体のコーディネートから手掛ける完全オーダーでデザインの提案や企画、製造までを一貫して行っている。

ショッピングモールや大型施設等、今でこそ当たり前に見られる子どもの遊び場の「キッズコーナー」は、当社が開発するまでは、カラフルなクッション材で囲っているだけの簡易なものでもかなり高額であった。

当社はそこに焦点を当て、お得意様の売上拡大の為に何ができるかを考える中、顧客の滞在時間と売上に関連性があることから、梱包素材として取り扱っていたウレタン素材に注目し、お子様連れで来店されるお客様のための店舗の空間づくりとして「子供向けの遊具」の開発を進めた。ウレタン製で、明るい色使いのシンプルなデザイン、やわらかいながらも大人が乗っても壊れない強度を持つ製品等を開発し、中には、消防庁認可の「防炎」対応商品もあるほど、その技術力を誇っている。

シンプルなデザインのため、類似品も見られるが、独自の開発力とデザイン性で他社との差別化を図っている。さらには、全て日本製にこだわる安心・安全性を確立しながらも、購入しやすい価格を維持している。

ふるさと納税にも提供している商品は、一般家庭でも使える、大型サイコロ、跳び箱、すべり台など種類も豊富で、お子さんやお孫さんへのプレゼントとしても好評である。

返礼品に選ばれたことで大きく効果がまだ実感できてはいないものの、定期的に受注が入っていることから、地元八尾市に貢献できることが何よりもうれしいと感じている。

訪問されるお客様に商品イメージを伝え、夢のある商品づくりをさらに進めるための専用工場を今年に新設した。お客様はもちろんのこと、子ども向けに夢のある商品を扱っているだけに、従業員の思いを形にできるように従業員が働きやすい環境づくりも心掛けている。

また、この専用工場は、お客様だけでは無く、社員の家族も見学できるように働く者とその家族にも夢を与える工場となっている。

商品のラインナップを増やしつつ、子供が思いっきり遊べる大型施設向けの供給を増やし、製品の強度、防炎、安心・安全性を徹底した製品開発を今後も続けていきたい。